文書(モンジョ)のもつチカラを知ろう
~日本の社会のシクミが見えてくるぞ~
日本の文化を体験!
鎌倉(かまくら)時代の古文書が教科書に!
御成敗式目(ごせいばいしきもく)

鎌倉時代の武家(ぶけ)の法律(ほうりつ)「御成敗式目(ごせいばいしきもく)」。
貞永元年(じょうえいがんねん)(1232年)に制定(せいてい)されたので「貞永式目(じょうえいしきもく)」とも言われるよ。
歴史(れきし)の教科書には必ず出てくるものだよ。

実はこれ、江戸(えど)時代には、なんと字を習う時の教科書として使っていたんだって。
鎌倉時代にはまだまだ印刷するということが出来ないから、当然みんな手で書き写したんだ。
それらをもとにして教科書としてさらにたくさん書き写されたり、印刷もされたからけっこうたくさん残っているんだ。
どこで字を教えたかというと、「寺子屋」といってお寺や普通(ふつう)の家で今の塾(じゅく)のように教えたんだ。
なので、お寺やキミの家にある可能性(かのうせい)大だ!

江戸時代に鎌倉時代のものを使って、それを生かしていた。
しかも、この書かれた紙は再生紙(さいせいし)だ!
これまであったものをうまく生かして、再利用する。
ステキな文化だぞ、日本の文化!

さあ今残されている古いモノを未来に生かすのはキミだ!!