古文書で発見できること
~自分のこと発見にチャレンジ~
調べて、自分のこと、その周りのこと、ほかの地域へ広がるぞ!
きっかけはたった1つの疑問からでいいんだよ。
むかしむかし ここにも そこにもお城がありましたとさ
お城って、日本中いたるところにあったって、知ってた?
都会のど真ん中のお城ってどんなだろう

卒業した小学校の近くに立っていた石碑(せきひ)と説明書きの看板(かんばん)に書かれていた「渋谷城(しぶやじょう)」の文字。ずっと気になっていた・・・。
学校の先生が当時説明してくれたと思うけど、ぜんぜん興味(きょうみ)がなくて忘(わす)れてたんだけど、最近ものすごく気になって調べて、行ってきたんだ。

まずは、郷土(きょうど)資料館(しりょうかん)に行っていろいろ話を聞いたんだ。小学校の時にも行ったことがあってそのことを思い出して行ってみた。懐(なつか)しかったよ。
そこでわかったことは、平安時代のお城で、かなり大きく、しかも川も流れていて、城としてはいい土地だったらしいよ。でも戦いに敗れてお城は焼け落ちてしまったんだって。

次に実際(じっさい)にお城があった場所に行ってみた。
当たり前なんだけど、やっぱりお城なんてなくて、、、でも確(たしか)かにここにあった証拠(しょうこ)としてお城の石が残(のこ)っていたんだ。
このお城、平安時代のお城ってことは、この石も平安時代のもの??? すご~い!!さわっちゃった!!
今ではちょっとどころか、とても興味を持つようになったんだ。
こういう町にある古いものって、意外に見落としがちだけど、こんなところから発見できるんだよね。

町の名前ってどこからきたの?
町の名前っておもしろいよね。道に関係していることも多いんだって。
きっかっけはなんでもいいよ。そこに行って、調べて、話を聞こう。

友だちが引っ越(こ)した先の住所がおもしろかったので、一緒(いっしょ)に行ってみたんだ。
そしたら、本当に「御殿(ごてん)」っていう町なんだ。
徳川家がどうしたって書いてある石碑(せきひ)もあるし、その近くには「陣屋(じんや)」という町名もあるし。。。
なにか忍者(にんじゃ)でも出てきそうだ。

そこで訪(たず)ねたのが、公文書館。資料館(しりょうかん)みたいなものだね。

そこに行っていろいろ聞いてきたら、江戸(えど)時代に栄えた中原街道という道があって、その途中(とちゅう)の休憩(きゅうけい)場所のようなところが「陣屋」で、御殿はお殿様(とのさま)の休憩場所だということがわかったんだ。
それがそのまま町の名前として残って今も使われているんだね。
中原街道という名前も今でも使われているから、今の昔も重要な道なんだな~。

道のことを調べると、その周りの町のことや産業のこともよくわかるって教えてくれたから、今度は自分の町の道を知らべてみよう。
ちょっとした疑問(ぎもん)をきっかけにして調べておくと、どんどんいろいろなことに広がっていくんだね。

地域(ちいき)の中で目に留(と)めてみたもの、
気になったものから
大人に尋(たず)ねてみたり、
歴史(れきし)博物館などの施設(しせつ)を訪(たず)ねて
質問(しつもん)してみたりして、
自分とのつながりが無いか、
自分の住んでいる地域とどんなかかわりがあったのか、
調べたり探(さぐ)ってみたりしよう。
地域のこと、自分のことをもっと知ることができるぞ!
それから、ほかの地域とのつながりや広がりも体験できるぞ!
もしかしたら、今のキミの友だちが昔々
遠い親戚(しんせき)だったかもしれないよ。