身近なところの古文書を探してみよう
~字が書かれた古い物なんでも探そう~
おじいちゃん、おばあちゃん、親戚(しんせき)の人に話を聞いてみよう
身近な人に聞いてみようよ。最初はそんなのないよって言われるかもしれないけど、意外に持ってるものだよ。
発見!さすがおじいちゃん、おばあちゃん!!
昔の人ってモノを大切にしているっていうけど、ほんとだった!古いものをちゃんと保管(ほかん)してあったよ。

これって何だと思うって聞かれて、「こけし」に決まってるんだけど。。。
あら? 下の部分がネジみたいになってて取れるんだ?
すると、そこから小さな巻物(まきもの)みたいなものがでてきたよ。
開くと手紙だ!!
昔、こういう手紙を送るのがはやったんだって!昭和32年って書いてある。
紙もちょっとボロボロになってるよ。
今でもこういう手紙ってあるのかな? ちょっとかわいいよね。

古い文書から歴史(れきし)がわかるんだ!?
古い通信簿(つうしんぼ)が出てきたよ。

これは昭和の時代、しかも第2次世界大戦の前後のころの通信簿(つうしんぼ)なんだって。
今と違(ちが)うのは、紙だ。戦争がだんだん激(はげ)しくなってきて紙がなくなっていったんだって。だからだんだん薄(うす)い紙で、書かれていることも必要最低限(さいていげん)のことしか書かれていない小さなものになっていったんだって。

国民学校ってなに? 今の小学校~中学校のことだって。そのころは国民学校って言ってたんだ。
あれ? 学校の名前が2つ書いてあるよ?? 転校したのかな?
戦争が激しくなって、東京は狙(ねら)われやすいからって、子どもたちは地方の安全と思われる地域(ちいき)にみんなで転校したらしい。それを疎開(そかい)っていうんだって。
戦争が終わって、東京に戻(もど)ってきて、そのあと小学校、中学校という言い方に変わったんだってさ。

古い文書からはいろいろな歴史(れきし)がわかるんだね。

昔の人って、みんな字がじょうずなんだな~
卒業の時に先生やお友達に書いてもらったんだって。

おばあちゃんが大切に持っていた寄(よ)せ書き帳。
小学校、中学校、高校の卒業の時に先生たちや仲の良かったお友達に記念になるようにって、頼(たの)んで書いてもらったんだって。
筆で書いたり、英語で書いてるのはきっと先生たちだね。
それにしてもみんな字がじょうずだな~。それはきれいな字を書くようしっかり教わって、たくさん練習したからなんだって。

この寄せ書き帳は、おばあちゃんの大切な宝物(たからもの)なんだって。いまでもこれを書いてくれた人たちのことを一人ひとり、忘(わす)れずに話してくれたよ。